七つ屋志のぶの宝石匣

二ノ宮知子
講談社 Kiss

歴史ある名家、北上家が一族離散。当主、章子さまが跡取り息子を連れて質屋へやってきた。

「この子を質に入れたい」

どうしてもお金が必要だったらしい。

この質屋も歴史のある名店。ただでは取引に応じない。

「では奥さま。もしも3年の期間を過ぎてもお迎えに来られない場合は、うちの孫娘と婚約させていただきますよ」

結局、迎えは来なかった。

孫娘は現在 高校生。婚約は成立しているが、質屋の店主も亡くなり、結婚しなければならない根拠もなくなった。

このまま曖昧な関係が続くのかどうか、それはよく分からない。それでもそれなりに楽しく平和に暮らしている。

鑑定士としての才能は孫娘に引き継がれた。本人も祖父の店を自分が継ぐという強い意志を持っている。

北上家の跡取り息子は一流の鑑定士になった。それでも本物の天才である孫娘の力には常に一歩及ばない。

やり手ビジネスマンと天才鑑定士。

意外と良いコンビになりそうな気もするが。。。

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