秘書が眼鏡を外したら…～生真面目CEOとの恋の駆引き～

秋乃ななみ
原作：キャット・シールド
ハーレクイン／SBクリエイティブハーレクインコミックス

３０歳の誕生日。もう自分を解放して思うままに生きてもいいんじゃない？

携帯メールでボスに退職願を出し、私は秘書の仕事を捨てた。

「何が望みなんだ？昇給か？それとももっといい肩書きか？」

「どちらもいらないわ。私は結婚して子どもを持ちたいの」

「君は今、やけになっているんだ。明日になったらきっと後悔するぞ」

「セバスチャン、私と賭けをしない？ボールが黒に落ちたら私の負け。これまでどおり、あなたの下で働き続けるわ」

「赤に落ちたら退職を認めろというのか？」

「それからもうひとつ。あなたと過ごす一夜が欲しいわ。黒ならあなたは私を手に入れる。赤なら私があなたを手に入れるの」

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